レザーのエイジングのこと。

 

 

 

最近、他のスタッフがブログを書くとき、みんな自己紹介から入るようになってきたので、僕も自己紹介から入ることにしたシマダです。

 

ピンとこない方、ラフテールのスタッフの坊主&ヒゲ&デブです。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

昨日の雪もあって気分はすっかり冬ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直営店もクリスマス仕様なんですが、寒さも相まって早くも年末気分が盛り上がってきてます。

 

僕の中で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、最近ご無沙汰気味の常連O君がご来店。

 

 

彼、チワウレザースウォレットの記念すべき第一号なんです。

 

何度か修理の手を入れつつ、大事に使ってくれているようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いい艶が出てます。

 

 

この艶は使わない事には出ないんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早く飴色にしたいと、頻繁かつ大量にオイルを塗りこむ方がいらっしゃいますが、実はご法度。

 

 

オイルを塗ると確かに色は濃くなりますが、オイルを塗るだけでは飴色になりません。

 

黒ずんだ茶色になるだけです。

 

 

 

艶は、ポケットに何度も何度も出し入れした時の摩擦で出てきます。

 

学生服ってお尻とか背中の部分がテカっちゃいますよね。

 

あれと同じで、表面の繊維が摩擦で潰れて艶が出るんです。

 

 

 

 

その上、オイルを塗りすぎると故障やダメージの原因にもなります。

 

 

 

革やファスナーにオイルが染み込み過ぎてふやけてしまうんです。

 

そうなると、ジーンズのインディゴが革に移って黒ずんできたりします。

 

酷い時は、吟面(革の表面)がふやけて剥がれてくることもあります。

 

一度剥がれた吟面は再生しないので、いくら使い込んでも二度と艶は出せません・・・・

 

 

 

革だけじゃなく、ファスナーにもダメージが出ます。

 

ファスナーの布の部分がふやけて破れやすくなるんです。

 

ウォレットのファスナーが1年程度で破れてしまうトラブルは、オイルの塗り過ぎが原因の場合が多いようです。

 

 

 

ウォレットのオイルアップは、3ヶ月〜半年に一回、薄ーく塗る程度で十分です。

 

塗りすぎる位なら、一切何にもしない方がいいくらいです。

 

 

 

 

大事にするがあまり、逆にダメにすることが無いようお気を付けください。

 

 

 

 

メンテナンスについて質問されると止まらなくなるシマダでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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